「転職したい気持ちはあるけど、何をすればいいのかわからない」
これは転職を考えたことがある人なら、ほぼ全員が一度は感じる悩みです。
実際、転職サイトに登録する前段階で止まってしまい、数か月、場合によっては数年そのまま何も行動できずにいる人も珍しくありません。
仕事が嫌で仕方ないわけではない。
でも、このまま今の会社で何年も働き続ける未来が、あまり想像できない。
昇給も昇進も頭打ち感があるし、成長している実感も薄い。
そんな「強い不満はないけど、強い希望もない」状態こそが、転職を考え始める一番多いきっかけです。
しかし、この段階で多くの人が立ち止まります。
なぜなら、転職は人生に大きく影響する選択だからです。
失敗したらどうしよう、今より悪くなったらどうしよう、年齢的にもう遅いのではないか。
こうした不安が頭の中を占領し、結局何もできなくなってしまうのです。
なぜ転職の最初の一歩はこんなに難しいのか
転職を考え始めた人が動けなくなる理由は、意思が弱いからではありません。
一番の理由は、「判断材料が足りない状態で決断しようとしている」からです。
今の会社しか知らない状態で、他の会社と比較するのは不可能です。
自分のスキルが市場でどの程度評価されるのかも分かりません。
他業界や他職種にどんな選択肢があるのかも、ほとんど知らないままです。
つまり、多くの人は次のような状態にいます。
・自分の市場価値が分からない
・今の年収や待遇が高いのか低いのか判断できない
・他にどんな仕事が存在するのか具体的にイメージできない
・今すぐ転職すべきか、まだ様子を見るべきか分からない
この状態で「転職するかどうか」を決めようとするのは、地図を持たずに山に登るようなものです。
迷うのは当然ですし、動けないのも当たり前なのです。
結論:最初にやるべきことは「求人探し」ではない
転職を考え始めた人がやりがちな行動として、いきなり求人サイトを眺める、というものがあります。
しかし、これは最初の一歩としてはおすすめできません。
なぜなら、求人を見ても判断基準がないからです。
条件が良さそうに見えても、それが本当に自分に合っているのか、相場的に良いのかは分かりません。
結果として、「よく分からないからやめておこう」となり、また元の状態に戻ってしまいます。
では、何から始めればいいのか。
結論ははっきりしています。
最初にやるべきことは「相談」です。
なぜ「相談」が最初の一歩になるのか
ここで言う相談とは、友人や家族への相談ではありません。
転職市場を熟知している「転職エージェント」への相談です。
転職エージェントに相談すると、次のようなことが分かります。
・今の経歴で応募できる企業や職種
・年収や待遇の相場
・今すぐ転職した方がいいのか、待った方がいいのか
・今後どんなキャリアパスが考えられるか
これらは、個人で調べるには限界があります。
ネットの情報は断片的で、しかも古いことも多いからです。
転職エージェントは、日々企業とやり取りをしており、実際の採用事情を把握しています。
そのため、かなり現実的な話を聞くことができます。
無理に転職させられることは本当にないのか?
「エージェントに相談したら、無理やり転職させられるのでは?」
こうした不安を持つ人も多いですが、実際は逆です。
転職エージェントは、求職者が企業に入社して初めて報酬が発生します。
つまり、入社後すぐ辞めてしまうようなミスマッチな転職は、エージェントにとってもマイナスです。
そのため、
・今は動かない方がいい
・もう少し経験を積ってからの方が有利
・現職に残りながら情報収集だけしよう
といったアドバイスをされることも普通にあります。
「相談=必ず転職」ではありません。
「相談=選択肢を知る」だけです。
一人で悩み続けることのリスク
転職を考えている期間が長くなるほど、精神的な負担は大きくなります。
周囲と比べて焦ったり、自分だけ成長していないように感じたり、仕事へのモチベーションが下がったりします。
しかし、実際には「知らないだけ」で選択肢が見えていないケースがほとんどです。
一度相談するだけで、「思っていたより可能性がある」と感じる人は少なくありません。
相談した結果、転職しない選択をするのも立派な判断です。
大切なのは、何も知らないまま時間だけが過ぎていく状態を避けることです。
最初の一歩を軽く考えていい理由
転職エージェントへの相談は無料です。
登録も数分で終わり、合わなければ使わなければいいだけです。
リスクはほぼゼロ。
得られる情報は非常に多い。
これほどコスパの良い行動は、正直ほとんどありません。
転職は「辞める決断」ではなく、「知る行動」から始まります。


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